BOARDMEMBER
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経営管理部長 関 真希
フィールドソリューション事業部
ジェネラルマネージャー 香月 賢一
バランスのいい
ボードメンバー集うTMH
TMH’S BOARD MEMBER
このメンバーがどのような経緯で一緒に働くことになったのか教えてください。
榎並
私がTMHを立ち上げたのは、2012年3月です。創業時は小規模で、前職からお世話になっていた方やアルバイトの学生など2〜3人で会社を回していました。
関
私は2015年の12月、TMHに入社しました。「営業・技術領域はできないが、事業基盤構築や組織作りには自信がある。自分が入社すれば、ゆくゆくは上場できる」と社長にお伝えしたのを覚えています。
榎並
関さんは弊社にとって、管理部門としての初めての採用でした。当時の社員が10名弱で、会社が大きくなり始めた時期でしたね。関さんはキャリアも凄かったし、こんな地方の小規模企業に来てもらっていいのかなと思ってました(笑)
関
子どもが小学校に入るころで、ちょうどワークライフバランスについて考えていたタイミングだったんです。前職はあまりにも忙しかったので、もう少し家族との時間をもっと大事にしたいと思っていました。過去大分に住んでいた時期もあり、大分には馴染みがありましたし、自然が豊かなところも子育てによい環境だと思いました。
香月
私が入社したのは、2016年ですね。榎並社長にお誘いいただいて、入社しました。
榎並
香月さんは私にとって師匠のような存在なんです。同じ会社でもともと働いていて、社会人になって以来お世話になっていて、起業してからずっと「一緒に働いてほしい」と誘っていたんですけど、なかなか応えていただけませんでした(笑)
香月
前職では単身赴任だったので、家族との時間を大事にしたいという想いが募っていたんです。やっと戻ってきたと思ったら、また転勤…というような生活を辞め、家族のそばで落ち着きたいと思っていた時期でした。そこで以前から誘ってくれていた榎並社長のお誘いに乗ることにしたんです。
関
やっと榎並社長の恋が実りましたよね(笑)
榎並
ずっと誘い続けたので、一緒に働けることになったときは本当に嬉しかったですね。関さんが入社して経営管理側が強化され、上場が現実味を帯びてきました。香月さんは事業側の責任者として攻守を保ってくれています。私は攻めるのは得意でも守りが弱いので、役員陣はバランスのいいメンバーで固められていると思います。
ピンチのたび、
組織が強くなる
Every pinch, when strengthen the organization
創業から現在までに危機はありましたか?
関
正直、ピンチは数えきれないほどありましたね。
香月
最初に上場を目指したときは、社員数を増やしたものの売上が伸びなくて、コストだけがかさんでいったり……。
関
でもピンチを乗り越えるたびに、会社が強くなる実感がありました。経験値が上がるんですよね。
大企業と違ってベンチャーは意思決定が迅速にできる分、検討が不十分なケースがあります。だからこそ経営判断の質を高めないとダメです。現在は、過去のピンチを乗り越えた経験が活きてきます。
香月
トラブルは常にありますが、みんなポジティブに考えますね。3人ともメンタルが強いです。人は変化を嫌う習性があるけど、ベンチャーで働くうえでは変化に立ち向かい、機動力を最大限に活かすべきだと思います。
関
そうですね。経営側は変化を厭わず、挑戦を繰り返すことが大事ですね。一方で実務者としては同じことを正確にこなす能力も組織を動かすうえでは大切です。
香月
そういう意味では、社員には大きく2種類の人が必要と言えますね。会社の成長のために開拓する人と、持って帰ったものを維持する人。
関
経営面で言うと、組織としてレピュテーションを下げるような大きなマイナスを生まないことが非常に重要だと思っています。せっかくプラスを生んでも、マイナスが出ると帳消しになってしまいますから。さらに、プラスは1でもいいから出し続けることが大事です。
チーム力で世界へ
To the world with team power組織を一言で表すと、どんな言葉になりますか?
関
「熱」ですね。「世の中にホットトピックとして取り上げられる会社」という意味でもあり、「社内に情熱がある会社」という意味でもあります。
香月
私は「真面目な人の集まり」かな。仲間はひとりひとり特徴がありすぎて、一言ではとても言い表せません。強いて共通点を探すなら、みんな仕事に対して真面目です。
関
それから弊社には優しい人が多いですよね。
香月
確かに。これはTMHの一番の特徴ですよね。悪い人がいない、というのは働いている中で実感しています。
関
会社によっては、周囲を気遣う余裕がなかったり、人をおとしめて自分の評価を上げたりすることが行われていたりしますが、弊社には思いやりがある人が多いです。仕事が失敗しないように他の人をフォローしたり、自分の得にならなくてもサポートを惜しまなかったり。
香月
特に大きな会社だと起こりやすくなるゴタゴタや派閥争いもないですしね。みんな穏やかに、気持ちよく仕事ができていると思います。
5年後、10年後の未来。今後の展望や目標を聞かせてください。
榎並
半導体は今後大きな成長が見込める市場です。グローバルに活躍できる下地を着実に作っていきたいと思っています。LAYLAも世界進出の足掛かりのひとつ。多彩なアプローチができるプラットフォーム作りを進めていきたいですね。
関
「TMHの強みって何だろう?」と考えたら、やっぱり情報力なんですね。LAYLAに集まっているお客様の会社情報という意味ではなく、TMHの営業担当がお客様のもとに足を運んで、集めてきた「リアルな声」なんです。ここの情報が我々の強みなんですよね。この情報をもとに、半導体業界が抱える課題を補完していきたいと思っています。
今は見えなくても、5年後にはもっといろんな選択肢が見えてくると思います。中古装置の売買だけでなく、枠を超えた関連ビジネスへと事業を拡げていきたいですね。
榎並
今、TMHはエンジニアリング側の要素も強化を行っているので、これからはもっと事業拡大の選択肢が広がりますよね。
関
組織力の強化もすごく大事になってくると思います。「新しい事業をやりましょう!」となっても、会社の中にキーマンがいないとできませんよね。人材育成と組織力の強化も当面の課題ですね。
TMHに欲しい人材はどのような人ですか?
榎並
仕事に対して情熱があり、ハングリー精神がある人を求めています。面接でも必ずお話しているんですが、「与えられる仕事だけではなく、自分で仕事を作っていける人」と働きたいですね。
香月
世の中の7割の人は、そうじゃない人なんですよね。受動的な人が7割で、能動的な人は3割程度。でも、私たちが必要としているのは積極的に考え、働ける人材です。3割の能動的な人の中から、TMHの事業にマッチする人材を見つけていきたいし、そういう人たちにどんどん事業を広げていってもらいたいですね。
関
組織のポジションに合わせて専門性の高い人材を採用していきたいですね。一方で、今は需要に合わせて機動的に人材を採用している状況で、これはこれで正しいやり方ではあるんです。ただ将来的には事業計画に合わせて組織を作り、組織に合わせて長期的な視点で採用していくことができるようになるといいなあ、と考えています。
香月
今は半導体中心の事業ですが、TMHは商社なので本当は何を売ってもいいんですよ。自分たちで商品を作っているわけではなく、「売りたいものがある会社」の商品を売っているのが私たちなんです。だから紙コップでも何でも、売れるならそれでいいんです。
関
紙コップから航空機まで売るようにしましょうか(笑)
香月
事業性があるものや、商売として成り立つものを自分で発見できると、そのまま会社の事業にできるんです。これが商社の楽しさ!この特徴を面白がってくれる人が集まってきてくれるといいですね。
関
例えばLAYLAを活用して、半導体部品以外の何かを販売するとか。可能性はありますよね。実際に社員から上がってきたアイディアは、良い意見であればすぐに実行します。例えば四日市支店に「LAYLAの看板を付けたらどうか?」というアイデアを出してくれた社員がいたのですが、これはすぐに実行しました。
榎並
TMHで働く中で大事にしてもらいたいのは、「与えられる仕事をこなすのではなく、自分で仕事を楽しみ、仕事を作っていく気概」です。商社、ベンチャーの面白さを楽しんでくれる人は、ぜひTMHに来てもらいたいですね。